FCバルセロナユースのホペイロさんとの出逢い、学んだこと
先週のサラゴサ戦を終えてリーグ(DIVISIO HONOR JUVENIL)は前半が終了し、今日から後半に入ります。
今日は開幕戦の相手だった、FCバルセロナユースAをホームに迎えての一戦でした。
今シーズンの2戦目、結果は1対4で大敗してしまいました。。
気持ちを切り替えて来週の試合に臨みたいと思います。
今回の試合では、ホペイロのわたしとして1つ収穫がありました。
それはFCバルセロナユースチームのホペイロさんとの出逢いです。
FCバルセロナユースのホペイロさんとの出逢い
対戦相手として迎えたFCバルセロナ
相手チームのロッカールームの前には2人の男性が立っていました。
目が合ったので「Hola!(オラ!)」と挨拶し、わたしはそのまま通りすぎました。
そのあともう一度通りかかったときに1人のおじちゃんに呼ばれました。
するとおもむろにポケットから小さなポーチを取り出し、、、FCバルセロナのエンブレムのバッジをくれました。
なんだか歴史を感じます。
なぜかわたしのチームジャージにFCバルセロナのバッジをつけてくれ、「これでよし!」と。
突然の出来事に驚くのはもちろんのこと、対戦相手のチームスタッフにそんなことしていいのか?と疑問でした。笑
とりあえず対戦相手へのリスペクトだと捉え、「ありがとう!」と言ってその場を後に。
その場面を見ていたグラウンド管理のおっちゃんからは、
潜入スパイだったのか!
とからかわれました。笑
おじちゃんに声をかけられ、一緒にボールの空気入れをすることに
その後ボールの空気入れをしていたら、先ほどのおじちゃんがまたもややって来ました。
12に合わせるんだよ!
おそらく空気圧のことを言ってるんだろうな〜と思いましたが、残念なことにうちのチームには測定計がありません。(前はあったのですが、わたしが日本に一時帰国している間に誰かが失くしてしまい。切実にほしい。)
そこからは感覚で空気を入れてきました。笑
それを伝えるとおじちゃんの持っていた測定計を使って、空気入れを手伝ってくれました。
FCバルセロナユースのホペイロさんと知り合いに
よくよく聞いてみると、その方はFCバルセロナに45年も務めている大ベテランのホペイロさんでした。
お名前はJuan(フアン)。
(スペインにはJuanという名前の方が多すぎて、もう全く差別化できません。)
わたしもホペイロだということを伝えると、めっちゃ驚いていました。
(それもそのはず、スペインのホペイロさんの9割は60歳以上のおじちゃん。)
わたしの名前も覚えてもらい、Mayuと呼んでくれるようになりました。
まさかこんなかたちで知り合いになれるとは思いもせず。
空気の入れ方をはじめ、ボールの空気穴と針の部分に油をつけると良い等、色々と教えてくれました。
やっぱりレベルの高いチームになると徹底されているんだなと学び、貴重な経験になりました。
試合後になぜかプレゼントをもらう
試合が終わったあと選手らが着替えている最中、またもFCバルセロナのホペイロさんに「Mayu!」と呼ばれました。
行ってみると、何やら黒い布を渡され。
広げてみるとナイキのタオルでした。
わたしが薄着だったのを見てか「これを巻いとけ!」と。笑
後ろで見ていたチーム関係者から「もらっとき!」と言われたのでいただきました。
そして帰り際にも挨拶してくれ、帰っていきました。
小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな夢へとつながる
1年前にあてもない状態で単身スペインにやってきたわたし。
まさか1年後にFCバルセロナの方と知り合いになれるとは思いもしませんでした。
こうして振り返ってみると、
スペインに渡ってみたから、サッカーチームに飛び込んでみることができた。
↓
チームに飛び込んでみたから、話をする機会を得られた。
↓
熱意をもってチームの力になりたいことを伝えたから、活動することを認めてもらえた。
↓
チームで活動していたから、チーム関係者の方と仲良くなれた。
↓
チーム関係者の方と仲良くなれたから、チームのサマーキャンプに声をかけてもらえた。
↓
サマーキャンプに帯同したから、ユースチームのスタッフと出逢えた。
↓
ユースチームのスタッフと知り合えたから、チーム加入の声をかけてもらえた。
↓
ユースチームのホペイロとして活動していたから、FCバルセロナのホペイロさんと出逢えた。
その他にももちろん、チームのみんなが温かい人たちばかりであったことや、認めてもらえチームに帯同させてもらえたことなど色々な要因があったおかげだと思っています。
全てのはじまりは、まず行動して、飛び込んでみたこと。
それがなければ何も始まりませんでした。
コツコツと小さな一歩を積み重ねていくことで、自分の大きな夢へと近づいている実感がします。
まだ出逢っただけなので、何か夢が叶ったとか実現されたとかいう訳ではありません。
ただこの出来事をもって感じたことは、着実に夢へ近づいているということ。
まだまだ諦めるには早いと思わせてくれました。
人は往々にして「こんな1つの行動で何か変わるわけでもない」と思いがちです。
しかしこの行動が何か大きなきっかけになることも十分にありえます。
改めてそう思わされた1日でした。
Muchas gracias por leer♡