サッカーに大切なものは技術だけでなく優れたメンタルも必要
こんにちは、今日はストライキで練習が休みになったMayuです。
以前にバルセロナでゼネラルストライキがあったときでも、変わらずサッカーをするチームだったので今日はびっくり!
最近は急に冬が進み、体調もあまり良くなかったので、ひさしぶりにゆっくり休もうと思います。
さて先週の日曜日はユースチームがアウェーでC.F. DAMMと対戦しました。
前半早々に2点入れられてしまい苦しい状況でしたが、前半のうちに1点を返し、後半終了間際に同点ゴールが決まり、2−2で引き分けでした。
なんとか負け試合にならず、勝ち点1をもぎ取れてよかった。
その試合中、わたしが感じたことは「サッカーに大切なものは技術面や戦術面だけでなく、優れたメンタリティが大事だ」ということです。
ついついプレーの内容にばかり目がいってしまいますが、その裏には強いメンタリティの重要性が秘められています。
先週末の試合で起こったこと
1トップの選手にボールが入っても、相手DFとの小競り合いですぐに倒れてしまうファールを要求するばかり。
たしかにそれでファールをもらえれば得点につながるFKが得られるかもしれません。
しかし何度も倒れていては、そもそものプレーの流れでの得点チャンスを逃してしまう。
まして審判の立場からすると、何度も倒れてファールを要求されると「この選手は軽い接触でもすぐにファールをアピールしてくる選手だ」というイメージがついてしまい、簡単には笛を吹かないようになってしまう。。
そしてファールをとってもらえなかった選手は腹を立て、失ったボールも追いかけない。集中力も途切れてしまう。ひどい場合はシュミレーションで逆にファールもしくはレッドカードが出てしまう。。
悪循環になるのは一目瞭然です。
他にも普段は安定感のあるプレーをする選手が、試合ではパスをするたびに相手をひっかけてしまいボールをとられてしまう。
すぐにカッとなる選手はボールをとられるたびに相手へ強いプレッシャーをかけてしまい、イエローカードをもらう。イエローカードが積み重なってしまい、次節の試合は出場停止になってしまう。
これらの出来事が試合で見られました。
何が原因でこうなってしまうのか?
サッカーではもちろん個人の技術やチームの戦術が大事になってきます。
しかしそれらが万全に発揮されるかどうかは、個々人のメンタルに左右されてしまうのです。
・いつも練習では出来ているプレーが試合では出来ない
・試合で変に力が入ってしまい、パスが大きくなってしまう
・集中力が足りずセカンドボールを拾うことできない
・相手選手への怒りで不要なファールをもらってしまう
……等
これらは日々の練習がどう、試合での戦術がどうというわけではなく、個人のメンタルによるものなのです。
これらの問題を解決するには…
・いつも練習では出来ているプレーが試合では出来ない
・試合で変に力が入ってしまい、パスが大きくなってしまう
→試合だからと緊張せず、程よく力を抜いて落ち着いてプレーする
・集中力が足りずセカンドボールを拾うことできない
→試合に向けて集中力を高め、ボールへの反応を一歩早くする
・相手選手への怒りで不要なファールをもらってしまう
→相手への不満や闘志をある程度自分の中で抑えて、良識あるプレーをする
どれもメンタルを整えるだけで解決してしまう内容ばかりです。
注目するべきなのはプレーの内容だけではない
以前一緒に戦っていた前監督とコーチがこんな話をしていました。
コーチ「どうして〇〇(選手)をそこまで信頼するのか。」
前監督「〇〇は試合になっても決して動じない。強い心を持っているからだ」
と。
どの選手をスタメンで起用するか考える監督も、その選手の技術がどうこうではなく、強いメンタルを信頼することもあるのです。
メンタルを強くするだけで試合に勝つことができるのか、と言われれば違うのかもしれません。
しかし良いプレーをして試合に勝つ選手らは、いずれも強いメンタリティを持っていると言えるのではないでしょうか。
わたしはホペイロという1人のチームスタッフであるだけ。
なのでプレーに対して口出しできるようなことはありません。
ただ何かの一言や気遣いによって、選手が高ぶった緊張や怒りを抑えることができるかもしれません。これは女性だからこそできることかもしれません。
少しでも可能性がある限り、努力しない意味はないと思っています。
空いた時間に心理学でも勉強してみようかなあ。
Muchas gracias por leer♡