スペイン生活で間違いなく1番笑った、もはや戦争のお祭りイベント
こんにちは、昼夜生活が逆転しつつあるMayuです。
6月24日(土)はサンフアン(Sant Joan)の祝日で、この日は1年で最も夜が短い日とされています。バルセロナでは前日の23日に各地でイベントがありました。
もう十分と言っていいほど暑い天気なのですが、この日を境に夏が始まります。
やっとです。
それと同時に夏のバケーションの始まりともいわれています。
スペインのバケーションは一般的に9月までの約2ヶ月間で、夏の間は仕事の就業時間が短くなったり早まったりします。
23日の金曜日は昼間っから街で爆竹がパンパン鳴っていました。
わたしは最初この爆竹とサンフアンの祝日がリンクしていると知らず、分単位で聞こえる爆発音に「バルセロナ大丈夫か?」と思っていました。
すぐ隣の公園で子どもから大人までみんなで爆竹をパンパン鳴らしています。
もう本当にうるさかった…
この日の夜は友人らとイベントに繰り出してみました。
爆竹をはじめ花火なども通りでパンパン打ち上げられており、
とにかくうるさい。
そして危ない。
音が鳴るたびにビビることビビること。
こういった住宅街の中にある小さな広場でも花火をつけては逃げ、の繰り返しです。
何が楽しいんだろうという疑問がひたすらに頭を駆け巡りましたが、こういう文化なんだろうと1つの経験として考えました。
これはサグラダファミリアのすぐ隣。
この日は警察も無機能です。(だからやりたい放題)
警察がいないならテロが起きても全然おかしくないやんと思いましたが。
この写真を撮っているすぐ後ろでは、たくさんの人が集まってお酒を飲みながらご飯を食べたり、ダンスを踊っています。
街の通りではどこそこ踊っている人がいます。
さすが陽気な国、スペイン。
サグラダファミリアもこの日はライトアップされていて綺麗でした。
そのあとはイベントがおこなわれている海の方へ。
このときは既に深夜1時2時頃だったのですが、海に着いてみると人の山。
どこを見渡しても人だらけです。
若干見づらいかもしれませんが、これ海沿いの砂浜の上です。
少し青く光っているところの近くではディスコかのように皆踊っています。
ここに入っていく勇気はさすがにありませんでした。
とりあえず人が少ないところの砂浜に降りてみました。
ここでも砂浜の上で爆竹を鳴らしたり、花火をぶっ放したり。
その傍らでみんな座って日が昇るのを待ちながら遊んでいます。
打ち上げ花火もパンパン上がっていました。
本当にクレイジーなお祭りだなあ、、と。
日が昇るまでにだんだんと脱落者が出て、待ちきれずに家に帰ったりしていたのですが、わたしは日が昇るまで粘りました!そして日の出を無事見ることができました。
(オールが出来たのでわたしもまだまだ若いようです。)
さてイベントも終わり、そろそろ帰ろうかなと思ったとき…
わたしにとってはイベントよりもはるかに面白くて興味深い光景に出くわしました。
外が明るくなるまで砂浜に降りる階段のところで座って話していて、ふと横を見ると…
警察の方々がズラリと並んで仁王立ちです。
逃げる人々。
もうこれ何かのドラマかと思いました。
こんな面白い光景があるのかと。いやもう怖すぎる。
何かに立ち向かっていく警察のみなさん。
夜は何もせず無法地帯の状態でしたが、いよいよ登場しました。
そしてその警察の後ろには…
砂浜に落ちた大量のゴミを一気に片付けにかかる市の職員の皆さん。
この写真の右から左に片付けながら進んでいました。
蛍光イエローの職員さんを境目に左が汚い、右が綺麗という状態。
綺麗に分かれていました。
掃除をする職員の方を撮影するマスメディアもいました。
ちなみに元々の砂浜はこんな感じでした。
バルセロナ市民や観光客、本当にやりたい放題で帰ってました。笑
それが市の職員さんの手によって、ここまで復活しました。
ごみは袋にまとめられました。
そしてそのあとはなんと…砂浜の砂を平たくする整備車が登場!
綺麗にするとはいえ、そこまでしますかバルセロナさん。
素敵なことだけども。
ごみもやりたい放題して、スペイン人すごいな〜と思いきや、終わった後の警察と市の職員の方々による冷静な対応。
もうこの正反対な光景に笑いが止まりませんでした。
いや街の美化に貢献してくれている方を笑ってしまうというのは大変失礼だとは思うのですが、あまりの驚きに思わず笑ってしまいました。
そして、やっぱりこの街好きだなあ〜と。
ただこうやって後片付けをしてくれるから、ごみは自分で持ち帰って捨てようといった考えが宿らないんだな…ということも言えます。悲しい。
街を歩いていると、市の職員さんが通りを掃除している光景をよく見かけます。
先日バルセロナに日本の知り合いが観光に来た際、「この街は綺麗だな〜」と言っていました。
影の立役者が観光都市を守っているのかもしれません。
Muchas gracias por leer♡