スペイン語・英語が話せないわたしの海外生活がスタート!
ー新しいことをはじめるー
未知の環境に飛び込んでいくというのは、最初は慣れないことばかりで辛いことが多いです。
そんなことを考えていると私の海外生活スタート時を思い出します。
それは約半年前。
英語もろくに話せない、ましてスペイン語もできないという状態で、わたしはスペイン行きの飛行機に乗っていました。
日本語のない異国の地へ到着
日本を出発してから約30時間近く経って(私は2回乗り継ぎをしたので割と時間がかかってしまった)、やっと到着したエル•プラット バルセロナ国際空港。
わたしの海外生活はここからスタートしました。
身体は疲れていましたが、それよりもきちんと荷物が届くのか、待ち合わせる予定の現地の方と会えるのか、ひたすらに心配でした。。
私が利用した航空会社は「エティハド航空(ETIHAD AIRWAYS)」。
UAE国営の航空会社だったので安全なはずだと思ってチョイスしました。
後々バルセロナで逢った日本人に「マイナーなとこ攻めましたね!初めて聞きました。」と言われて驚きましたが。
こちらの記事【普段はあまり見られない!有名航空会社4社の機内食を比較】では機内食を写真付きで紹介しています。あわせて読んでみてください。
空港からバルセロナ市街地へ
とにかく無事に荷物も到着して、到着ゲートを通過するとスペイン人の学校スタッフを発見。名前と学校名が書かれた紙を持って待っていてくれました。安心。
姉妹校に通うドイツ人の女の子とも一緒になり、3人で車に乗って空港を出発。
車の中はまさにスペイン!といった感じのラテンな曲を流していました。
日本の高速道路のような道を走らせて、バルセロナ中心部へ。
その時どんな道を通ったのか、いまいち覚えていませんが、途中でカサ•ミラを見たのは覚えています。
スペイン語なんてほとんど喋れなかったけど、「これは何?」とか一生懸命話して聞いていました。もちろんほとんど聞き取れず。。
そしてこれは家の近くの写真。日本でいう交差点のようなところ。パッと写真撮ったところもなんだか絵になるのがヨーロッパ。
スペイン生活のスタート地点となるホームステイ先へ
そんなこんなで無事ホームステイ先に到着。
最初の宿泊先は学校にお願いして、学校提携のホームステイ先に住むことにしていました。
まずはバルセロナで家探しできるようになるまでの3ヶ月だけ。(最終的には2ヶ月で引っ越しはできました!)
送迎してくれた運ちゃんが荷物を家まで運んでくれて、ホームステイ先の人とも会話してくれました。
優しそうなおばちゃんが出迎えてくれて、もう一人のおばちゃんが車椅子で待っていてくれました。
ダイニングテーブルでは同じくらいの年の女の子がご飯を食べていました。(もはやそのときは誰がホストマザーで、誰と連絡を取っていたのかなんてわかりませんでした。。)
そもそも1人暮らしと聞いていたから??の状態でとりあえず挨拶を交わして、部屋に入る。
1人部屋のはずだったけどなぜか2段ベッド!誰か追加で入ってくるんじゃないかとドキドキしていました。(結局は2段ベッドを1人で贅沢に使えました。)
机もあって、大きなタンスもあって、間接照明やら全身鏡もある綺麗な部屋で満足!
そして夕食の時間!
長距離移動の疲れとあまりの空腹で、こんなに美味しいご飯はあるんだろうかと感動しながら食べました。内容はあまり覚えていませんが。
これが私のスペイン生活初めての食事。
ホームステイ先での食事についてはこちらの記事、
【生活を左右する!海外のホームステイではどんな食事?】をあわせてどうぞ。
ちなみにホストマザーはベジタリアンだったので、食事も野菜やら豆やらご飯中心。ヘルシーなご飯が好きな私にはありがたかった!
そのあとは念願のシャワー。
長時間移動だったので身体を洗いたくてたまらなかった。
そんなこんなで幸せな気持ちで就寝。明日からの学校にドキドキしながら。
あまりに疲れすぎて、時差ぼけなんて感じる暇もありませんでした。もはや寝床が変わって寝られないなんてこともさっぱり。笑
私の海外生活はこうしてスタートしました。
これから海外へ行こうと思っているあなたへ!
これから旅行であれ留学であれ、海外に行こうと思っているあなたへアドバイス。
持ってくるのにおすすめなのは「湿布」
私は飛行機の長距離移動で身体がバキバキに痛くなっていて、痛みが取れるまでに1ヶ月くらいはかかってしまいました。。
これはスタート当初なかなかのストレスでした。。
薬局に行っても湿布のようなものは見当たらなくて、薬局の人に聞こうにも説明の仕方がわかりませんでした。(そもそもスペインに湿布がなかったら説明したところでわかってくれるはずもない。)
私が切実に欲しかった湿布を是非持っていくことをおすすめします!
Muchas gracias por leer♡
初めて夢を諦めようと思った瞬間
こんにちは、先日誕生日を迎えましたMayuです。
長いことこちらのブログには記事を書けていませんでした。
7月8月は色々とありました。
7月はビザの問題が出てしまい、かなり奮闘していました。
スペインに残れるか、日本に帰らなくちゃいけないか、瀬戸際で戦っていました。
別ブログのほぺろぐの方もなかなか記事を書けず……と言った状態で、ひたすらに自分の今後に向き合いました。
結局8月下旬に無事ビザの問題が解決!
またあと1年残ることができるビザをもらえました。
7月後半からはプレシーズンが開始。
前回の記事では来シーズンの打診をもらったことを書いていましたが、7月に新たな嬉しいお話をいただき、2017−2018シーズンはJuvenil Aチーム(U-19チーム)に携わることになりました。
スペインJuvenilカテゴリーで一番レベルの高いリーグに属しているチームです。
今シーズンはこちらのチームをメインに活動させてもらいます。
他のチームより早めのスタートとなり、現在9月3日のリーグ開幕戦に向けてプレシーズン中です。
その中で先日、タイトルに掲げた通り夢を諦めようと思った瞬間に出会いました。
2年ほど前から夢に向かって駆け抜けてきた毎日でしたが、諦めようと考えたのは初めての出来事でした。
あまり詳しくは書きませんが、大まかに言えば「女性であるという欠点を突きつけられたこと」でした。
やはり活動するレベルが上がっていくと、自身の能力とは関係ない部分で出来ないことというものが出てきます。
これは男性ばかりのスポーツ選手の中でやっていく上では、仕方のないことでもあります。女性が所属するというのはリスクを抱えることにも繋がってしまうのです。
自分ではどうしようもないことに出逢ってしまい、先が見えなくなってしまいました。
このまま進んで本当に大丈夫なんだろうか……と考えました。
その日は悲しい気持ちでグラウンドを後にしました。
もうグラウンドに来るのはやめようかとも考えました。
ただその日は練習試合で、次の日から早速練習開始。
サボるなんてことは考えられない私にとっては、行くしかないという思いで練習へ。
するとその日はなぜか選手やコーチからたくさん声をかけてもらいました。
もちろん彼らは私がグラウンドに来るのをやめようと考えたことなんて知りません。
それなのに何かを暗示しているかのように温かい言葉をかけてもらいました。
練習中に「Mayu!Mayu!」と笑顔で声をかけてもらったり(何があったのかはわかりません。笑)、冷たい水を渡すと「めっちゃ美味しいぞ!」と言ってもらったり。
練習終わりにビブスを集めていたら、「今日の練習いい仕事だったぞ!」なんて言ってグーサインをもらったりしました。
選手が帰るときもたくさんの人が握手(ハイタッチ)をしてくれました。
なんだか私はここにいていいんだよ、ちゃんとしたチームの一員だよ、と言ってもらえたような気がしました。
実は先日チームが3日間ほどバルセロナを離れて遠征に行っていたとき。わたしは帯同できなかったので、オフをもらっていました。
その後も諸事情で行けず、約1週間程度チームから離れていた時期がありました。
そしてひさしぶりにチームの練習に合流したとき。
「Mayuがいなくて選手たち寂しがってたぞ!」とゴールキーパーコーチに言われました。それを聞いた選手も「そうだ!」と言ってグーサイン。
ある選手には「今シーズンは俺たちと一緒にいれるのか?1年ずっと?」と聞かれて「残れるよ!」と答えると「よかった!他の人が作るお水はぬるいし良くないから、Mayuにはいてほしい!」と言ってもらいました。
思いがけない言葉に感動しっぱなしでした。
この日はちょうど私の誕生日だったのですが、これらの言葉がプレゼントになりました。もう本当に元気と自信をもらえた瞬間でした。
まだこれからも色々と障壁が出てくることがあるかもしれませんが、くじけずに頑張っていこうと思います。
選手とコーチがサッカーに集中できるような環境づくりを!
自分なりに体現していこうと思います。
Muchas gracias por leer♡
来シーズンの所属チームを打診して頂きました。
こんにちは、Mayuです。
なぜこの日にブログをはじめたのかと言いますと、、
実は昨日チームの練習が終わった後に試合で使ったユニフォームを畳んでいたところ、一緒に組んでいる監督のポールから来シーズンも持ち上がりの打診をして頂きました。
現在私が所属しているチームはUnificación Bellvitgeというチーム。
ユースのチームはFCバルセロナのAチームが入っているリーグで戦っています。
トップチームも今回カタルーニャ地方の1部リーグへの昇格が決まりました。
その中で私はAlevin(U-12世代)カテゴリーのチームでホペイロとして活動させてもらっていました。
今シーズンは私が加入した4月から2ヶ月程度しか活動できなかったので、まだまだホペイロといえどひよっ子です。
シーズン最後のカップ戦では、子どもたちに感動させられてしまいました。。
この世代の子どもたちは来シーズンよりカテゴリーが一つ上がり、Infantilというカテゴリーになります。
そのチームを来シーズンも引き続き監督のポールが率いるのですが、ぜひ一緒についてきてほしいと言ってもらえました。感動。。
しかもその要望は子どもたちや子どもたちのご両親から声が上がっているとのこと。ご両親の方々とはあまり話す機会がなかったのですが、そんな風に思ってもらっていたと知って本当に嬉しかったです。
そんなこんなで来シーズンもこちらに所属する予定です。
ただもう1チーム、AmateurのBチームも見ているので、そちらがどうなるかはまだわかりません。できれば大人もしくはユースのチームも管理したいと思っているのが本音なので、何か良い方向に動けばいいのですが。。
正直な話、わたしのスペインでの修行はそこまで長く見積もっておらず、恐らく2−3年になる予定です。日本で働くことが最終目標だということ、そして仕事だけでなく女性としての人生も忘れたくないという想いからです。
そのため中々スペインで足踏みすることはできません。。できるだけ早くレベルの高い環境で経験を積みたいというのが本音です。
最初からスペインでチームが決まってから日本を離れたサッカー関係の先輩方や、既に数年スペインに住んでいてスペインサッカーに通ずうしている方々を見ていると、わたしは何か遅れをとっているような気分になります。。
ただ自分は自分のペースがあるし、1から一人でやっているから仕方ないと考えて精一杯経験を積んでいく予定です。
ありがたい打診を頂いたので貢献させて頂きたいとは思っているのですが、来シーズンが始まるまでの夏の期間、少しこれからのことを考えていこうと思っています。
Muchas gracias por leer♡
はじめまして、なでしこホペイロです。
はじめまして。
現在バルセロナのサッカーチームでホペイロとして活動しているMayuです。
別ブログ<ほぺろぐ>にてスペイン生活の情報発信をしています。
こちらは情報コンテンツをメインにしているため、わたしが毎日どんなことをして何を思うのかという記事はあまり載せていません。
そのため日々のありのままの生活を記録する本ブログを開設しました。
普段はWebライターや日西翻訳家のお仕事もさせて頂いていますが、わたしがメインにおこなっているホペイロというお仕事にフォーカスして記事を更新していく予定です。
ホペイロとはサッカーチームでの用具管理やスパイクのケア等をおこなう職業です。まだまだ日本ではあまり知られていないため、少しでも多くの人に広まっていければと思っています。
わたしがホペイロという職業を目指したきっかけについてはこちらの記事をご覧ください。
わたしの夢は「Jリーグ初の女性ホペイロになること」。
日本にはまだプロの男子サッカーにおいて、女性ホペイロの方はいらっしゃいません。(これはおそらくスペインでも同様です。。)
スペイン語でホペイロは「Utilero(ウティジェロ)」と言うのですが、これは男性名詞。男性の場合に使われる単語です。女性の場合は「Utilera(ウティジェラ)
」になります。
スペイン人でもサッカーに通用している人でなければ大体理解されない単語です。ましてUtileraとなると聞き返されることがほとんどなので、わたしがスペイン人に意味を説明しています。笑
わたしはサッカー大国スペインで経験を積み、日本へ持ち帰ってプロホペイロを目指す予定です。この先どうなるか一切わからない状態ですが、後悔しないよう精一杯自分のできることをやっていくつもりです。
ぜひ応援よろしくお願いします!
Muchas gracias por leer♡