初めて夢を諦めようと思った瞬間
こんにちは、先日誕生日を迎えましたMayuです。
長いことこちらのブログには記事を書けていませんでした。
7月8月は色々とありました。
7月はビザの問題が出てしまい、かなり奮闘していました。
スペインに残れるか、日本に帰らなくちゃいけないか、瀬戸際で戦っていました。
別ブログのほぺろぐの方もなかなか記事を書けず……と言った状態で、ひたすらに自分の今後に向き合いました。
結局8月下旬に無事ビザの問題が解決!
またあと1年残ることができるビザをもらえました。
7月後半からはプレシーズンが開始。
前回の記事では来シーズンの打診をもらったことを書いていましたが、7月に新たな嬉しいお話をいただき、2017−2018シーズンはJuvenil Aチーム(U-19チーム)に携わることになりました。
スペインJuvenilカテゴリーで一番レベルの高いリーグに属しているチームです。
今シーズンはこちらのチームをメインに活動させてもらいます。
他のチームより早めのスタートとなり、現在9月3日のリーグ開幕戦に向けてプレシーズン中です。
その中で先日、タイトルに掲げた通り夢を諦めようと思った瞬間に出会いました。
2年ほど前から夢に向かって駆け抜けてきた毎日でしたが、諦めようと考えたのは初めての出来事でした。
あまり詳しくは書きませんが、大まかに言えば「女性であるという欠点を突きつけられたこと」でした。
やはり活動するレベルが上がっていくと、自身の能力とは関係ない部分で出来ないことというものが出てきます。
これは男性ばかりのスポーツ選手の中でやっていく上では、仕方のないことでもあります。女性が所属するというのはリスクを抱えることにも繋がってしまうのです。
自分ではどうしようもないことに出逢ってしまい、先が見えなくなってしまいました。
このまま進んで本当に大丈夫なんだろうか……と考えました。
その日は悲しい気持ちでグラウンドを後にしました。
もうグラウンドに来るのはやめようかとも考えました。
ただその日は練習試合で、次の日から早速練習開始。
サボるなんてことは考えられない私にとっては、行くしかないという思いで練習へ。
するとその日はなぜか選手やコーチからたくさん声をかけてもらいました。
もちろん彼らは私がグラウンドに来るのをやめようと考えたことなんて知りません。
それなのに何かを暗示しているかのように温かい言葉をかけてもらいました。
練習中に「Mayu!Mayu!」と笑顔で声をかけてもらったり(何があったのかはわかりません。笑)、冷たい水を渡すと「めっちゃ美味しいぞ!」と言ってもらったり。
練習終わりにビブスを集めていたら、「今日の練習いい仕事だったぞ!」なんて言ってグーサインをもらったりしました。
選手が帰るときもたくさんの人が握手(ハイタッチ)をしてくれました。
なんだか私はここにいていいんだよ、ちゃんとしたチームの一員だよ、と言ってもらえたような気がしました。
実は先日チームが3日間ほどバルセロナを離れて遠征に行っていたとき。わたしは帯同できなかったので、オフをもらっていました。
その後も諸事情で行けず、約1週間程度チームから離れていた時期がありました。
そしてひさしぶりにチームの練習に合流したとき。
「Mayuがいなくて選手たち寂しがってたぞ!」とゴールキーパーコーチに言われました。それを聞いた選手も「そうだ!」と言ってグーサイン。
ある選手には「今シーズンは俺たちと一緒にいれるのか?1年ずっと?」と聞かれて「残れるよ!」と答えると「よかった!他の人が作るお水はぬるいし良くないから、Mayuにはいてほしい!」と言ってもらいました。
思いがけない言葉に感動しっぱなしでした。
この日はちょうど私の誕生日だったのですが、これらの言葉がプレゼントになりました。もう本当に元気と自信をもらえた瞬間でした。
まだこれからも色々と障壁が出てくることがあるかもしれませんが、くじけずに頑張っていこうと思います。
選手とコーチがサッカーに集中できるような環境づくりを!
自分なりに体現していこうと思います。
Muchas gracias por leer♡